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QuickTime Proで立体映像 [立体映像の作り方]

私はmacなので動画編集はiMovieやFinal Cut Expressを使っている。しかし縁の下の力持ちQuickTimeは実はPRO化するとかなり使える。(ProキーはQuickTime7で現在3400円)

環境はmacOS10.3.9QuickTime6.5.2
iMovieやFinal Cut Expressが基本的にDVの編集のスペシャリストだとすると、(iMovie5からはmp4対応)QuickTimeは読み込める形式(もちろん書き出しも)が非常に多い。作例はCANONのデジカメのムービー。フォーマットは、モーションJPEG,640X480,1秒15フレーム。DVなどに変換することなく、このままで編集できる。

作例は30秒の回転するオルゴール。1つのムービーから交差法の立体映像を合成する。
準備として始めの15コマを選択してCUTしたAと最後の15コマをCUTしたBを別名で保存したものを用意する。AとBをレイヤーで重ねれば「時間の異なる」=「角度の異なる」映像が得られる仕組みだ。

AとBをQuickTimeで開き、Bを「すべて選択」+「コピー」する。Aをアクティブにして(クリック)、「拡大縮小してペースト」する。「ムービーのプロパティを表示」で確認するとビデオトラックとサウンドトラックがそれぞれ2つ確認できる。

次にビデオトラック2を選び、右上からサイズを選ぶと、「調整ボタン」があるので、クリックすると四方などに「赤いガイドライン」があらわれ、位置や大きさや傾きを調整できる。(上下はレイヤで番号変更)

「ガイドライン」以外の部分をドラッグするとそのままずれるので、(端はサイズ変更、真ん中は回転)2枚横に並べてしまえば交差視用のムービーとなる。(1280X480)この辺の自由度がうれしい。
ここblogでは縮小した静止画だが、実際はもちろん動く。ただしマシンパワーがないと「駒落ち」する。
この後、「別名で保存」でも良いが、目的に会わせて、「リサイズ」や「圧縮方法」を選んで、「書き出し」すればよい。DVにする場合は、4:3にするために黒い静止画(この場合1280X960?TVでのセーフゾーンを考えるともっと大きくするべきか)を一番下のレイヤにする必要がある。

平行法用画像

(この作例ではオルゴールのみ角度は変わるので、他は立体化しない。不思議なイメージだと思う。やはり本番は人間でやるつもり)
もちろんピクチャーインピクチャーとかにもできるし、静止画とかとも組み合わせられる。

またデジカメの連続写真など連番ファイルからも「イメージシーケンスを読み込む」で簡単にムービーにできる。超高画質パラパラムービーは楽しい。

iMovieの補助用に使うとFCEが無くても、結構いろんな事が可能になるので、おすすめだ。mpeg1と2には対応していないが、MPEG Streamclipと併用すると便利。(mpeg2には別途MPEG-2再生コンポーネント2400円が必要)

おっと!100記事目だ!
追記
同じく1本のムービーからの合成例
電車から真横の映像の時間をずらした場合(静止画のみ、飛行機などにも応用できそう)

注/本当は上から枠の静止画をつけて、ステレオウインドウの調整をすべき。

立体写真の見方はこちら


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